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スタッフブログ

歯周病の原因(糖尿病ネットワークより引用)

2007.09.03

[ 歯周病の原因 ]

歯周組織の仕組み
 少し遠回りになりますが、歯周病を理解していただくために、まず最初に歯周組織の構造について解説します。

歯の“根”を支える歯周組織

 歯を噛みしめたときに歯にかかる力は、50kg 以上、ときには100kg にもなるといわれます。しかも、上下方向のまっすぐな力だけでなく、前後左右から歯を動揺するような力がかかることもあります。
 このような負荷に耐えるために歯は、ちょうど樹木が土のなか奥深く根を張り巡らせるように、歯根〈しこん〉という“根”をもっています。前歯には1本、奥歯には2~3本の歯根があり、それぞれの歯根は歯肉〈しにく〉の上に出ている歯冠〈しかん〉の約2倍の長さがあります。
 それらの歯根は、セメント質歯根膜〈しこんまく〉を介して、顎の骨にある歯槽〈しそう〉という穴にスッポリ埋まっています(‘槽’という字には器という意味があります)。歯根が埋まっている穴を形成している骨は歯槽骨〈しそうこつ〉といいます。歯根は、セメント質、歯根膜、歯槽骨と、それらを一番外側から覆っている歯肉に守られ、歯冠に力が加わっても歯がぐらつかないように、しっかりと支えられています。
 これら、歯を支える組織のことを、歯周組織〈ししゅうそしき〉と呼んでいます。歯周病はこの歯周組織に起きる病気で、歯を周りから蝕んでいきます。
    歯周病に対して歯そのものが侵される病気が、齲蝕〈うしょく〉(虫歯)です。

    ◇ セメント質
     歯は、まん中の歯髄〈しずい〉(血管や神経の通う部分)を、象牙質〈ぞうげしつ〉という硬い組織で取り囲む構造になっています。さらに歯冠部分の象牙質は、エナメル質という人体で最も硬い組織で覆われていて、食べ物を噛み砕いても歯が減らないように、しっかりガードされています。
     一方、歯根部分の象牙質を覆っているのがセメント質です。セメント質の外側は、歯根膜と接しています。セメント質には歯根膜のコラーゲン線維が入り込んでいて、歯根と歯槽をしっかり結合させています。また、セメント質はエナメル質と同様に、歯(歯根)の摩耗を防ぐ役目も果たしていると考えられています。

    ◇ 歯根膜
     セメント質と歯槽骨の間に位置する線維状のやわらかい組織です。歯根膜のコラーゲン線維はセメント質と歯槽骨に伸びていて、両者を結び付ける働きを担っています。
     また、食べ物を噛むとき歯にかかる力に応じて、ゴムのように力を吸収して、歯槽骨にかかる負担をやわらげる役目ももっています。さらに、歯根膜に存在する豊富な血管は、血管の通っていないセメント質に栄養を供給するのにも役立っています。

    ◇ 歯槽骨
     歯根が植わっている穴「歯槽」を構成する骨のことです。歯根膜の線維を介して歯根とつながっています。歯を支持するために特に大事な組織で、この歯槽骨が減っていくと、歯がぐらつき物を噛めなくなり、やがて歯が抜け落ちます。

    ◇ 歯肉
     いわゆる歯茎〈はぐき〉のことです。歯を支えるとともに、歯槽骨などを外部から遮断し保護しています。




    歯周病の原因

     歯周組織の構造はおわかりいただけたと思いますので、歯周病がどのような病気なのかについて話を進めます。まずは原因について。

    プラーク(歯垢)が大敵

     最近では、プラークや歯垢〈しこう〉という語句は、それらが虫歯や歯周病の原因であるということとともに、よく知られているようです。
     プラークとは、無数の細菌とその細菌が出す産生物がくっついて塊になったものです。プラークは、歯の表面や歯と歯の間、歯と歯肉の間にこびりつき健康な人でも、歯と歯肉の間には歯肉溝〈しにくこう〉と呼ばれるわずかな隙間があります―、周囲の組織に刺激を与え炎症を起こします。
     特に、歯肉溝についたプラークには嫌気性〈けんきせい〉細菌(酸素のないところを好む細菌)が多く、歯冠にできるプラークに比べて毒性の強い産生物を作り、また、より酸素の少ない歯肉溝の奥へ奥へと侵入しようとします。そのため歯肉溝が拡大し、歯周ポケットが作られます。

    プラークによって溶けた歯槽骨は再生しない

     一度歯周ポケットが形成されると、歯ブラシの毛先も届きにくく、ほとんど清掃不可能なうえに、嫌気性細菌の繁殖に適した環境でもあることから、病気の進行にいっそう拍車がかかります。いつまでも続く炎症によって、歯槽骨が少しずつ溶けるように減っていきます。
     失われた歯槽骨は再生しません。
     やがて歯槽骨が減って支えを失った歯は、ぐらついて用をなさなくなり、ついには抜け落ちます。

    歯周病のその他の原因

     歯周病は生活習慣病―ある程度の遺伝的な背景をもとに、さまざまな生活習慣の影響を受けて発病・進行する病気―です。歯周病の発病や進行を促すものとして、以下のような要因があげられます。

    喫煙
     喫煙者はたばこを吸わない人に比べて2~5倍歯周病になりやすいことがわかっています。その原因は、喫煙による末梢組織の酸素濃度の低下が、歯周病の原因菌である嫌気性細菌の繁殖に好都合な環境を提供すること、白血球の機能が低下し歯周組織の抵抗能力を弱めることなどです。

    不完全な歯科治療
     歯が抜けた後の処置や齲蝕〈うしょく〉(虫歯)の治療などをせず、不完全なまま放置していると、歯を磨きにくくなることでプラークの蓄積が助長されたり、別の歯に不自然な力がかかることなどから、歯の動揺が大きくなり、歯周病になりやすくなります。

    口呼吸や歯ぎしり
     鼻でなく口で呼吸すると、口の中が乾燥してプラークができやすい環境になります。歯ぎしりは、歯の動揺を強めて歯周組織に負担をかけます(歯は上下方向の力にはかなり強いのですが、前後左右の動揺にはそれほど強くありません)。

    食習慣
     間食の回数が多い、やわらかい食べ物を好むといった食習慣は、プラークの蓄積を促します。

    ストレス
     ストレスもまた歯周病の悪化原因です。ストレスホルモン分泌による免疫力の低下の影響のほか、間食の頻度が増えることなどが関係していると考えられます。

    糖尿病
     前回、詳しくお話ししました。 → 
    第2回のページへ

    その他、特定の機序や疾患によるもの
     ある種の降圧薬の副作用や、遺伝子異常による歯周病もあります。

    妊娠
     妊娠による性ホルモンの増加が、歯周病を悪化させます。

    細菌の攻撃力が感染防御機構の能力を超えたとき、歯周病が進行する



    歯周病は口内細菌による慢性感染症です。ヒトのからだには、細菌などの侵入を防ぐ仕組みや破壊された組織を修復する力が備わっていますが、細菌の数が多いときや攻撃力が強い種類の細菌のとき、または、感染防止力や組織修復力が弱っている状態では、歯周病が発病・進行しやすくなります。
     細菌の数は歯磨きがしっかりできているか否かによって変化します。そして感染を防ぐ力や組織を修復する能力は、前述のさまざまな生活習慣のほか、慢性・急性の全身性疾患、栄養状態などによって左右されます。ふだん、歯周病の自覚症状がない人でも、かぜをひいたときに歯肉が腫れたりするのは、そのためです。


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